今夜の作文。
今の作業場、借り始めて今月で10年経つ。だから少し書くことにする。
僕をあの場に呼んでくれた女の子が亡くなってからも、また10年ほど経つのだけど、
その思念のようなものは実は今も残っていて、(あ、でも怖いとかはまるでなくて、
共存って感じ)作業場に行くのは僕の心身が締まる感じだ。
作業する場所であるので、あの場所で遊んだりはしない。
なんとなく、作業時は人も入れないようにしている。
独りでいても独りじゃない、ふとどこか、たとえば2階から見つめられている感覚がある…
というのは僕の錯覚だろうか。
まさかな…とは思いつつも、ある時ふと眼が合い、気まずそうな雰囲気すらするかもなので、なるべく作業時は上を見ないようにしている。
そんな、10年を過ごしてきた。
僕の作品やら作り物が生まれる、少し感覚の境界線の揺らぐあの場所。
これからも大事にしていきたいと思うのだった。
0コメント