具現家の仕事。 素敵マンションでの補修篇 その1
少し前に下見をさせていただいた、古いマンション。そこの補修のご依頼がありました。
まずはガラスの入ってないところにガラスを入れる作業から。
この、ガラス切ったりする作業、僕は結構好きなんですよね。
で、その場所はここ。ここをやります。
窓なのにクーラーのダクトが通っています。なんで?なんでこの場所に??
(きっとクーラーの取り付け業者が楽だったからだと思いますけどね。)
むむ、どうしよう〜?とか考えてると、
「あっちょっとまって!」という声が聞こえ、手と顔がニュ〜っと笑
この方が施主さん。カワイイ方なのです。呼び名はママちゃん。
まぁ、それならダクト通せば良いんでしょ?ということで、ならその分切り欠いてやる!とガラス切りで直角に切り欠きます。
で、窓枠にセット出来て施主さんにも見ていただいて素敵ねって言ってもらって
よし、ではガラス押さえで押さえて完了〜!楽勝〜〜!!
って思ったんですが。
その時ね....
バシッッッ。。。
わずかにダクトに当てた事でカットしたガラスを割ってしまいました。
やっぱり直角にはムリがあったか。
そして代わりのガラスなし。
ママちゃんはテープでとめたら大丈夫よ〜と言ってくださるものの。
ここで甘えたら、せっかく僕を選んでくださった方への恩義に反します。
また、その中途半端な状態を見て、
『これ誰がやったの?え?田原がやったの?プッ笑』
なぁんて誰かに言われた日にはもう悔しくて寝られませんよ。
ここでの答えは一択。時間かかってもスペアのガラスを家の物置まで取りにいく事でした。
このはた迷惑なしつこさが売りでもあります。こんにちは、具現家です。
そしてその後。
失敗して学べたこと。
悔しくて、車の運転をしながら家に着くまで対策を練る。
そして気がつく。
切り欠き部を直角に切り取らず、丸く切り欠けば、割れる力はどこか1点にかかることがないんよね。
きっとそうだ。今回の秘密はそこだ。運転しながら、その目標のラインを腕で、頭の中で読み、描き、素振りする。
自宅に到着。また困った事に同じガラスの在庫なし。
ともかく合いそうなガラスをいくつか持って車に積む。
そのわずかな時間に妻ちゃんはおにぎり作ってお茶とともに手渡してくれた。
ほんとにさぁ、妻ちゃんこういうとこがすごいと思うし、感謝はもちろんだけど
尊敬するよね。それ食べながら、あ、これは上手くいくなと確信が。。
結局全てやり直したけど、ガラスはこちらの模様の方が気に入っていただけたようで。
角を丸く切ったのも実際にやってみると強さを感じる。
うん、俺また微妙に強くなれた気がする。
はい、引きで見るとこんな感じ。ガラスはなんとか収まりました。
角の穴は専用のキャップを改造したものと、穴埋め用の粘土みたいなパテで丁寧に塞いで
いきます。そしてこのあとの塗装時の養生としてマスキング貼っておきます。
ママちゃん自ら新造した窓枠を塗っていただいたりして。
少しでも「こうしたかったの〜」って言うのを形に出来たようでよかったです。
なんとか窓の部は終わり。専門の方が見たら簡単な事をアホか〜〜!みたいに
思われるかもですが、すいません、僕はかなり必死ですよ笑
この日はここまで。次回はまた水回りを交換補修。
「今日はここからね〜」という声が聞こえたので上を見るとこんな感じ。
次回に続く
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