学研 大人の科学の二眼レフを直す の話。
少し前に、先生仕事の高校で
『先生、二眼使ってますよね?このカメラちょっと見てほしいのですが』
と生徒ちゃんが持ってきました、この本とともに。
おおう。聞いた事あるこれ。
へ〜〜、おもしろそうだからちょっと貸して。
直してみるね〜と預かったのですよ。
で、家に帰っていろいろ触ってみたのですが、現物はシャッターが動かなく
なっている状態。ともかく本の組み立て方の逆廻しにしてバラしていきます。
総プラスチック&ネジでできているこのカメラ。昔作ったガンプラを思いだしますが、
いやぁ、それにしても良くできてるわ。
バラして故障原因はわかったのですが、僕の前に男子生徒が一度修理に挑戦したらしく。
バラした、らしく・・・。
主要なバネが無くなっておりました笑
これではシャッター動きません。なので僕のネジ箱からバネを探し出してきて組み込み。
なんとかシャッターは動くようになりました。
で、なんとか直ってこんな感じに。
このカメラは35mmフィルムを使用。結構小型。
ピントは手動で動きますが、絞り、シャッタースピードともに固定。
これは「写ルンです」みたいにフィルムのラチチュード(感度の許容範囲)を
利用して撮るタイプなんだなぁ、とか思いましたよ。
さて、ではテスト実写。
フィルムはT-Max400。ずっと前に期限切れのものですが。
今回ばかりは高感度の方が良いかと思いまして。
これ。家の前の、家。
中心は良く写っていますね。ピントも来てるような・・。
でも周辺は流れまくってますねぇ。
これは先日行った植物園のドーム内にて。
ふ〜〜〜ん。そうか。
単純に真ん中にピントが良く合うんだ。。
これも植物園のドーム内。歩く妻と娘。
どうも動いてるもの撮るのは不利っぽいです。
これは今の仕事場の古民家そばの風景をいくつか。
鉄塔カッコいい。ピンと合ってるとこと合ってないとこの差が大きいですねぇ。
これも改修中の古民家の前にて。
ピントも拾いにくいカメラですが、使いようによっては良い感じに撮れるかもですね!!
撮影中は落下防止のためストラップ自作。
足踏みミシンの革ベルトの切れたヤツと革ヒモと結束バンドで作成しました。
これでこのカメラは一応お返し。
なかなかおもしろい体験ではありました。
また生きよ、カメラ。壊れたらまたいくらでも直したるからな!!
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