古民家改修、春を待つ。その36~38 まるで植物の様に進む 篇
この日記は「春を待つ」と記してあるように、真冬から開始して今に至っています。
ところが先日、端材や廃材を置いてある場所に花が咲き始めてるのを発見。
春を待つ、どころではなく植物の正確で冷静なペースはもう春を迎え始めていたのでした。
春はもう僕のすでに背後に。いや、もうちょっと抜かれてしまってるのかもしれません。
さすがにちょっと焦りが出ます。
今月いっぱい、作業はできるところまで進めます。
外はまだまだ寒く、まだだいたい毎日雪が散らついていますね。
手がカジカミます。そこがちょっとツラいところ。
さてさて、この洞窟のような感じの作業もまだまだ続きます。
ここんとこの作業は目立って進んだ感じがなく、日記更新する意味あんのかなぁ?
とかすら思っていました。
なので今回は数日分のまとめ。
植物が育っていくのを一度定点観測的に撮影して、その後倍速回しで動きを確認する
『花の咲く瞬間みてみよう!』みたいな感じになればいいかな、と。
ゆっくりながら、動いてはいるんだ。。
トイレ。いいトイレになれ、いいトイレになれと念じながらコツコツ攻めます。
やっとベースは完成です。
キッチン部。 ここはまた床張ったりするんですけども今は休憩中。
施主さんの買われたステンレスシンクがきたらまたここも動き出す事でしょう。
しかし寒い。。
自分でおどけてテンション上げるしかなし。。
それにしても・・。
なにノロノロやってんの?とか言われそうな気がしてるのですが。
いやいや、前に他の人がやった箇所に手を入れるのって水平出てなかったりして
そこ採寸していたカットして張ってくってだけで結構時間喰うのです。
この三角の場所もそう。
こんなとこ張っちゃえば誰も気に留めないしなにも思わないとこなのかもしれません。
でもね!!手を抜く事はできないのです性分的に。
こういう地味なとこがしっかりしてるから、華やかな場所が引き立つようになるはず。
それは彫刻も同じ。ここは死守すべきとこなので、少々遅くてもお許しあれ。。
三角のところも組めました。
このあと板張って、なにもなかったかの様にそこに存在し続けます。
そしてここ。
少し前にここをもう少し大きくして欲しい、と施主さんから言われ。。
こーんな感じに切り取ったんですけども。
正直、今からだとかなり め ん ど く さ い 作 業 なのです。
頭の中でどれだけイメージしても、かなりの制約の中での作業。
しんどいわぁ。。でもやり切るけどな。プロだからね。
なので今回はこの作業に入る前に買っておいたポテトチップス1袋を一気食い
・・・という禁忌のスイッチの押し方でテンション上げて作業しました。
一気に行きます。モタモタしてられませんからね。
まずは物入れの内部を採寸して、板で物入れ自体のユニット組み。
作戦立てて用意周到に。
それを穴にズボンと入れます。
採寸しっかりしておいたので入って当然なんですが、それでも上手くいって
うれしいなぁと思います。
そしてここからちょこちょこと水平と垂直を取り、内部を固定。
この箱の下の天井板が弱いので、全体的に吊った感じの箱になっています。
そして一番奥の板も採寸してカット&セット。
割ときちっとハマったので気分よし。
こういうのはご褒美みたいに感じますねぇ。
あとは丸鋸でグジャグジャに切った箱の輪郭を小材で修正して接着待ちに。
天井の構造が弱い事が分かったので最初よりも底板が50mmほど高く付いて
しまいましたが、まぁそこはすいませんと施主さんにはお伝えしとこうかな。
それにしても毎日ちょこっとだけど雪が降る。
雪が降るって事はやっぱり寒いんだな。
春はきてる。もうそばにいる。
だけどまだ冬も離れない感じだな。
今月いっぱいまでなんとか耐えて進めていくかぁ。
また続きます。
もう、どんどん進めていこうね。
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